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☆公的年金の支給総額(年金総額)が2009年度に初めて50兆円を突破し、名目国内総生産(GDP)に対する割合が1割を超えたことが、厚生労働省の調査で分かった。年金の受給者数が3,703万人と前年度と比べ3.1%増える一方、支え手である加入者は0.9%減の6,874万人に減った。現役1.8人で受給者1人を支える構図で、制度の存続が揺らいでいる。
年金総額とは、09年度末で年金をもらっている高齢者の1年分の年金額を合計したもの。国民全員が加入する基礎年金、会社員の厚生年金、公務員の共済年金、福祉年金が含まれる。09年度の年金総額は約50兆3,000億円と前年度と比べ2.8%増えた。10年前と比べ3割以上膨らんだ。(1月25日:日本経済新聞より)