埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

厚生・国民年金 昨年度決算は黒字

☆サラリーマンなどが加入する厚生年金と自営業者などが加入する国民年金の昨年度・平成２１年度の決算がまとまり、国内外の株価が上昇して積立金の運用収益が増えたため、厚生年金、国民年金ともに、過去最大の赤字となった前の年度から一転して黒字となった。

厚生労働省によると、厚生年金の昨年度・平成２１年度の歳入は、保険料収入は減ったものの、国内外の株価が上昇し、積立金の運用収益が増えたことから、時価ベースで４６兆６，２８７億円となり、前の年度と比べて２０兆７，０００億円余り増加した。これに対して、歳出は３８兆７，８１３億円で、差し引き７兆８，４７４億円のプラスで、３年ぶりの黒字となった。一方、国民年金も、歳入は積立金の運用収益の増加で時価ベースで５兆６，６３９億円と前の年度より増え、歳出の５兆３，５９８億円を差し引くと３，０４２億円のプラスとなり、４年ぶりの黒字となった。この結果、厚生年金、国民年金ともに、世界的な金融危機の影響で運用収益が悪化して過去最大の赤字となった前の年度から一転して黒字となった。（８月２９日：ＮＨＫより）