埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

震災後 労働時間が大幅減少

☆東日本大震災が起きてからおよそ１か月間の働く人の労働時間は、関東や東北などの地域で前の年より大幅に減少したことが分かり、厚生労働省は「震災の被害や節電の影響で企業の生産活動が低迷したのではないか」と分析している。

   厚労省は、従業員が３０人以上の全国およそ１万６，０００の事業所を対象に、東日本大震災が起きてから１人当たりの労働時間がどのように変化したか調査した。それによると、東京電力と東北電力から電力の供給を受けている関東や東北などの１５の都県では、ことし４月の労働時間が平均で１５０時間と、前の年の同じ時期より５．５時間、率にして３．５％減少したほか、残業時間も１１．７時間と前の年より９．３％減少した。また、同じ１５都県の給与総額も、４月の金額が３２万３，０００円余りと前の年より１．８％減った。一方、ほかの３２の道府県でも労働時間は減少しているが、平均の減少率は２．３％にとどまっている。（６月１９日：ＮＨＫより）