埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

難病の医療費助成、対象を拡大...厚労省委員会

☆症例が少なく治療法が見つかっていない難病の患者支援制度の改革を議論している厚生労働省の専門家委員会は１６日、現在は５６の難病に限られている医療費助成の対象を拡大することを柱とした中間報告をまとめた。

　難病は現在、国が治療法の研究を推奨しているものなどを含めて約４００種類あるが、医療費助成の対象はパーキンソン病や潰瘍性大腸炎など５６にとどまっており、不十分だと指摘されてきた。

　中間報告では、助成対象の難病について、〈１〉症例が比較的少なく、全国規模の研究でなければ対策が進まない〈２〉原因不明〈３〉効果的な治療法が確立されていない〈４〉患者は長期療養が必要――の４要素に当てはまるものとし、「対象範囲の拡大を含めた見直しには、より公平に対象を選定する必要がある」とした。（８月１６日：読売新聞より）