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☆該当者不明の約5000万件の年金記録について、社会保険庁が本来の持ち主を探して記録を統合する作業を行った際、少なくとも約200件の記録を別人の記録と統合するミスがあったことが、厚生労働相の指示を受けた同庁の内部調査でわかった。
記録の見間違いなどが原因という。
同庁によると、氏名や生年月日、性別などが一致せず、明らかに同一人物ではない二つの記録が統合されているケースがあった。照合の際の見間違いなど単純ミスが主な原因。
また、本人かどうか疑いが残る記録も約350件あるという。これはグループ会社だが、記載されている社名が異なるといったケースで、同庁は今後、本人確認を進めて統合ミスがないか精査する。
該当者不明の約5、000万件は、1997年に国民一人ひとりに基礎年金番号を付けた際、持ち主が見つからずに未統合のままにされた記録。一昨年に存在が発覚して以降、同庁の訂正作業で1、274万件が統合済みとされる。
年金記録の訂正は膨大な作業のため人手が不足し、派遣会社に委託して人海戦術で作業をしている。民主党は国家プロジェクトと位置付け、「2年間で集中的に取り組む」としている。(11
月10日:読売新聞より)