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栗原社会保険労務士事務所

高齢者介護施設、8千人が「虐待状態」

☆ 特別養護老人ホーム(特養)など4種類の介護施設で、ベッドなどに縛り付けられる「身体拘束」を受けている高齢者の割合は3.1%いることが22日までに、厚生労働省研究班の調査で分かった。このうち拘束されている人の約2割は緊急性や必要性に乏しいという。

 調査に当たった全国抑制廃止研究会の理事長は「拘束は認知症の悪化や身体機能の低下につながる。必要性の乏しい拘束は虐待だ」と指摘。4種類の施設で1日当たり約8千人が虐待状態にあると推定している。

 調査は2月、全国のすべての特養や老人保健施設、介護型療養病床、認知症グループホーム、約2万2千施設に調査票を送付。4分の1近い5,314施設から回答を得た。

 介護施設での身体拘束は、グループホームを除いた2005年調査では5.2%だった。施設別では療養病床が前回から3ポイント近く悪化して12.7%となり、グループホームや特養、老健の2%台を大きく上回った。

 身体拘束のうち、例外として認められる「切迫性が高い」「代替手段がない」などの要件を満たさない事例は19.0%を占め、療養病床(33.3%)と老健(22.4%)が高かった。(5月22日:
日本経済新聞より)