埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

育児休暇取得 男女ともに低下

☆去年１０月までに育児休業を取得した人の割合は男女ともに前の年より低下し、厚生労働省は景気の低迷で企業の側に従業員を補充する余裕がなく、育児休業が取得しづらくなっているのではないかと分析している。

   この調査は厚労省が全国およそ５，８００の事業所を対象に毎年行っているもので、今回は６８％に当たるおよそ３，９００社から回答を得た。それによると、おととし４月以降に子どもが産まれ、去年１０月までに育児休業を取得した人は、女性が８３．７％と前の年より１．９ポイント低下し、２年連続で前年を下回った。また、厚労省が去年６月に「イクメンプロジェクト」を立ち上げ、育児休業の取得を呼びかけていた男性も１．３８％と、前の年より０．３４ポイント低下した。一方、従業員の育児を支援する育児休業以外の取り組みについて聞いたところ、短時間の勤務制度を導入している企業が５４．３％、時間外労働を免除している企業が４９．９％といずれも半数ほどにとどまっている。（７月１８日：ＮＨＫより）