埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

協会けんぽ 保険料率引き上げか？

☆中小企業のサラリーマンなどが加入する健康保険「協会けんぽ」は、保険料率を引き上げたことで、昨年度＝平成２２年度の決算は、およそ２９００億円の黒字となったものの、財政状況は依然厳しいとして、今年度に続き、来年度も、３年連続で保険料率の引き上げが避けられない見通しだとしている。

   中小企業のサラリーマンやその家族ら３，５００万人が加入する、健康保険「協会けんぽ」の昨年度＝平成２２年度の決算によると、保険料収入は、全国平均で保険料率を１．１４ポイント引き上げたことから、前の年よりおよそ７８００億円増えた。これに対し、医療費の支払いも、診療報酬の改定で前の年より増えが、全体ではおよそ２，９００億円の黒字となった。「協会けんぽ」では、黒字の大半に当たる２，５００億円を、いわゆるリーマンショックの影響で保険料収入が激減した際に生じた、金融機関からの借り入れ金の返済に充てることにしているが、６００億円余りの債務が残るなど、財政状況は依然として厳しいとしている。このため、「協会けんぽ」では、今年度に続き来年度も、３年連続となる保険料率の引き上げが避けられない見通しだとしている。（７月２４日：ＮＨＫより）