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栗原社会保険労務士事務所

認知症の後発医薬品販売へ

☆アルツハイマー型認知症の治療薬として圧倒的なシェアを持つ薬の特許切れに伴い、同じ有効成分を持つ101種類の後発医薬品が販売されることになり、価格が従来の3分の2と決まった。

   認知症の治療薬「アリセプト」は、年間およそ85万人の患者が服用していて、国内では、認知症の治療薬として、圧倒的なシェアを占めている。アリセプトの特許がことし切れたのに伴って、製薬メーカー30社から「ドネペジル」という同じ有効成分を持つ101種類の後発医薬品が販売されることになり、28日、薬の価格が公表された。厚生労働省によると、特許が切れた直後に、100種類を超える後発医薬品が出るのは過去に例がなく、価格は5ミリグラム錠で1錠およそ285円と、従来の薬の3分の2となった。また、水を飲まずに服用できるものや、甘く味付けたもの、フィルム状にして舌の上にのせれば服用できるものなど、さまざまなタイプがある。一方、アリセプトもゼリー状にするなど、飲みやすくしたものが出ていて、認知症の治療薬は、価格や服用のしやすさなどを比べて患者が選べる時代となった。

   後発医薬品のメーカーによると、後発医薬品の場合、5ミリグラムの錠剤を1日1錠飲むとすると、健康保険の1割負担では年間の自己負担額が1万200円ほどで、従来よりおよそ5,500円安くなるという。(11月28日:NHKより)