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☆社会保険庁が昨年10月に年金受給者・現役加入者への発送を終了した「ねんきん特別便」約1億800万人分のうち、278万人分が10月末の時点で転居先不明などで本人に届かず、同庁に返送されたことがわかった。
特別便は2種類ある。社保庁は約5000万件の該当者不明の年金記録を名寄せし、記録漏れが濃厚な1030万人には青い封筒の「名寄せ便」を、残りの9843万人には緑の封筒の「全員便」を送った。
社保庁は加入者らの住所が転居などで変わった際には、自治体や企業からの届け出で更新している。しかし、本人が自治体に転居を知らせなかったり、企業が社保庁に届け出なかったりすれば、新たな住所を把握できない。
返送された278万人分の特別便は、50万人分が名寄せ便、残りが全員便だ。受給者は278万人のうち17万人で、大半は現役加入者となっている。
名寄せ便は、大半が記録の訂正に結びつくと見込まれる。全員便も、これまでに受け取った人の1割弱が「訂正あり」と答えており、記録漏れ解消につながる可能性がある。
社保庁は「特別便が届かなかった人は社会保険事務所などに申し出て、住所変更をしてほしい」としている。(1月10日:読売新聞より)