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☆雇用保険から失業者に払われる失業給付の総額が2009年度に1兆円を大幅に上回り、6年ぶりの高水準となる可能性が高まっている。業績不振を理由に解雇や希望退職などの雇用調整が続いているためで、失業給付は10年度も高水準で推移する見通。
失業給付は雇用保険の加入者が解雇や転職、定年退職などを理由に職を失った際、賃金の一部を90?360日間にわたって支給する制度。財源は労使で折半する保険料と、税金で賄っている。厚生労働省によると、09年4?12月の給付額は1兆154億円と前年同期に比べて60%増加。昨年末時点ですでに、04年度(1兆499億円)以来5年ぶりとなる1兆円の大台に乗せている。(3月8日:日本経済新聞より)