埼玉県草加市の社会保険労務士事務所です

平成２１年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について

☆平成２１年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について発表がありました。詳細は、下記のとおりです。

１　「過労死」等事案の労災補償状況
　（１）請求件数は７６７件で、前年度に比べ１２２件（１３．７％）減少。
　（２）支給決定件数は２９３件で、、前年度に比べ８４件（２２．３％）減少。
　（３）業種別では請求件数、支給決定件数ともに「道路貨物運送業」が最も多い。
　（４）職種別では請求件数、支給決定件数ともに「自動車運転者」が最も多い。
　（５）年齢別では請求件数は５０?５９歳が、支給決定件数は４０?４９歳が最も多い。

２　精神障害等事案の労災補償状況
　（１）請求件数は１、１３６件で、前年度に比べ２０９件（２２．５％）増加。
　（２）支給決定件数は２３４件で、前年度に比べ３５件（１３．０％）減少。
　（３）業種別では請求件数は「社会保険・社会福祉・介護事業」、支給決定件数は「総合工事業」　　　　が最も多い。
　（４）職種別では請求件数は「一般事務従事者」、支給決定件数は「商品販売従事者」が最も多　　　　い。
　（５）年齢別では請求件数、支給決定件数ともに３０?３９歳が最も多い。
　　　　（６月１４日：厚生労働省ホームページより）
　　　　
　　　　※労災において最も必要なことは、日常における事前の防止対策を十分に行うことです。
　　　　　起こってからでは事業主及び労働者は大変な負担を強いられることになるでしょう。
　　　　　コミュニケーションの不足が大きな事故に繋がります。